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gennei's blog

IT、読書、日記、メモ

『高校生からのゲーム理論』読書会

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

水曜日の1時から学食でひっそりとやっている読書会。今回は『高校生からのゲーム理論』を読んだ。

昨年震災の前後の時期に『ゼミナールゲーム理論入門』を読んでいたが友人積読だったので読んでみようと言ったのがきっかけ。ちくまプリマーなのでおそらく高校生が読んでも理解できるようにはなっている。もちろんこれかからゲーム理論ってなんだろうという人も読んでも大丈夫だと言える本である。しかし専門などで扱うのであれば、先ほど書名を出した『ゼミナールゲーム理論入門』のほうがいいだろう。

 

本の構成は全5章になっておりどの章から読んでも大丈夫なようにできている。最初から読んでいってもいいし、自分の興味をひくものから読んでもいい。しかし5章はあまり主張が曖昧であると思われたので5章は最後に読んだほうがいいだろう(友人と5章はあとがきみたいだと話した。)

 著者はゲーム理論は人間関係を科学する学問であると強く主張する。なので世の中の多くのことはゲーム理論で分析することが可能であると言う。

しかし、ゲーム理論ではある均衡点に落ち着くという説明ができるが初期条件を導くことはできないと読んでいて思った。例えばこの本の中にも出てくるが、いじめやアメリカの地価の話などである。

4人の生徒がいて、そのうち1人がいじめられていた。いじめられている子を誰か1人が庇うと、庇った人が次にいじめられるということがあるとする。その場合、3人と1人の状態が安定である。しかしこの状況がどうして生まれたか、なぜいじめの対象になったかは説明がつかない。

もちろん前提として、ゲーム理論がここまで説明できるものであるのかどうかはわからないのでこの疑問は的外れなのかもしれない。

他にも疑問などが出ていたが思い出せないのでメモとしては以上。